院長あいさつ
ご挨拶
専門医として、皆様にまず疾患の丁寧な説明を第一にと考えております。治療方法、薬物の副作用情報などを十分説明し、納得の上、治療を開始することを信条にしております。
皆様の心身の健康に貢献できるよう努力してまいりたいと考えております。
どうぞ、よろしくお願い致します。
院長 篠原 正夫
【略歴】
1984年 浜松医科大学医学部 卒業
山形大学医学部 精神神経科勤務を経て
1996年9月 篠原神経・心療内科クリニック開院
【所属等】
日本精神神経学会 精神科専門医
日本認知症学会
日本てんかん学会
日本生物学的精神医学会
【専門とする疾患など】
森田療法によるパニック障害、強迫性障害の治療。認知症専門医として認知症の診断と治療。てんかんの脳波学的診断と治療。うつ病・うつ状態、睡眠障害、職場のメンタルヘルスなど各種精神・神経疾患全般の診断、治療をおこなっております。また、他科(婦人科・内科など)において改善が乏しい更年期障害、心身症の治療もおこなっているのでご相談ください。
スタッフ
スタッフ一同いつでも笑顔を絶やさずに、皆さんのご来院をお待ちしております。ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせ下さい。役立つアドバイスもさせていただきます。丁寧な応対がモットーです。
森田療法とは
森田療法は、日本の精神科医である森田正馬先生によって生み出された治療法で、特に不安やストレスを感じている方に効果的です。この治療法は、「自然な自分を受け入れること」と「日常生活の中で心の健康を取り戻すこと」を大切にしています。
森田療法では、患者さんが自分の心の状態を観察し、不安や恐怖を自然なものとして受け入れ、それに順応することで、心の平安を取り戻すことを目指します。
森田療法は三つの段階に分かれています
静座期
この期間は、できるだけ静かに過ごし、自分自身と向き合う時間を持ちます。この時間を通じて、自分の心の動きをじっくり観察し、そのままの状態を受け入れることを学びます。
軽作業期
この段階では、少しずつ軽い作業を始めます。日常生活の中での簡単な活動を通じて、自分の心と体の状態を観察し、自然な形で順応することを目指します。
普通作業期
最後の段階では、普段の生活に戻ります。この期間では、日常の活動を行いながら、自分の心の状態を受け入れ、それに順応することを実践します。
森田療法の原則
森田療法は、「自然な順応」「行動を通じた治療」「自己観察」の三つの原則を大切にしています。これらの原則は、患者さんが自分の心の状態を理解し、受け入れ、順応するためのガイドラインとなります。
自然な順応
森田療法の基本的な考え方は、「自然な順応」です。不安や恐怖は、誰にでも起こる自然な感情であり、それ自体は病気ではありません。この考え方に基づき、患者さんは自分の不安や恐怖を自然なものとして受け入れることを学びます。心の状態をそのまま受け入れることで、心の負担を軽くし、より健康な状態へと導きます。
行動を通じた治療
森田療法では、日常生活の中での活動を通じて心の健康を取り戻す「行動を通じた治療」を大切にします。静座期、軽作業期、普通作業期の三つの段階を経て、少しずつ活動を増やし、自分の心と体の状態を観察しながら順応していきます。このアプローチの目的は、患者さんが日常生活の中で自分の不安や恐怖に対処し、それに順応する方法を学ぶことです。
自己観察
森田療法のもう一つの重要な原則は、「自己観察」です。これは、自分自身を観察し、心の動きを理解し、受け入れることを目指します。静座期では、できるだけ静かに過ごし、自分の内面と向き合う時間を持ちます。この時間を通じて、心の状態をじっくりと観察し、そのままの自分を受け入れることを学びます。
森田療法は、不安やストレスを感じている皆さんにとって、大きな助けとなる治療法です。私たち医療スタッフは、日常生活の中で心の健康を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。どんな小さな不安でも、お気軽にご相談ください。皆さんの心の平安を一緒に見つけていきましょう。